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通貨燃ゆ
―円・元・ドル・ユーロの同時代史―

谷口智彦 著

定価(本体1,800円 +税)

四六判 上製 336 ページ
978-4-532-35141-0
2005年3月発売
品切重版未定

通貨とは国際政治そのものだ。戦争、ニクソンショック、超円高、ユーロ誕生、円圏構想や人民元論議まで、通貨をめぐる大きな出来事の裏にある国家間の熾烈なせめぎ合いを、豊富なエピソードを盛り込み活写する。

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目次

序章 権力があって、初めて通貨がある

第1章 ニクソンショックの深層
 1 なぜ国際通貨制度論は面白いか
 2 戦後史最大の事件・ニクソンショック
 3 日本にニクソンショックは見えなかったか
 補論1 スーザン・ストレンジ最期のインタビュー
 補論2 「れる・られる国」にポリティカルエコノミーは根付かない

第2章 人民元をあえて経済から見ない
 1 人民元と中国共産党
 2 人民元の特異なふるまい
 3 人民元安を支えた「世界最大の人事部」
 4 人民元体制の行方
 5 試される国内金融政策

第3章 通貨と通貨が戦うとき
 1 グルジア通貨は対ドル固定
 2 米国のユーラシア戦略と通貨
 3 世界最古のカレンシーボード
 4 兵器になった紙幣
 5 北朝鮮対大蔵省、または日米通貨戦争

第4章 ブレトン・ウッズ体制とは何だったか
 1 ニューハンプシャー州のリゾート地
 2 60年前の夏を振り返る3つの視角
 3 「マネー敗戦」の屈辱を味わった英国とケインズ
 4 ケインズはナチスびいき、そしてホワイトは共産党シンパ
 5 英国の覇権が終わった日
 6 ほとんど「戦死」だったケインズ
 7 銀行学派vs.通貨学派
 8 ニクソンショックは、やはり完璧に予測可能だった
 9 IMF・世銀体制へお礼奉公した日本
 10 日本が放った批判の矢

第5章 ユーロの宿命
 1 ユーロの本質はMADである
 2 米ロ「冷たい平和」の中で
 3 ポンドが消える時は来るのか

第6章 潰えた円圏の夢
 1 マサチューセッツアベニュー・モデル
 2 円の国際化と「ア太会」という存在
 3 フィールド・オブ・ドリームズ

第7章 ドルの将来をどう読むか
 1 ジョージ・ブッシュを見くびるな
 2 共和党イデオロギーを解析する
 3 2004年選挙の経済的帰結
 4 基軸通貨の耐久力を試す新ブッシュ政権

あとがき

索引


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