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非伝統的金融政策の経済分析
―資産価格からみた効果の検証―

竹田陽介 、矢嶋康次 著

定価(本体4,800円 +税)

A5判 上製 324 ページ
978-4-532-13442-6
2013年11月発売

導入後十余年を経て、量的緩和など非伝統的金融政策はどの程度効果があったのか。中央銀行はどんな資産を選択・購入するのが最適か。広汎なデータと国際比較からこの政策の意義と限界を緻密に実証分析した労作。

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おすすめポイント

中央銀行の動きに対するこの十数年の結果から、何が効果的で、何が効きが悪いのかを実証分析した画期的な一冊です。

目次

序 章 非伝統的金融政策と資産価格――「伝統」の何が問題か

1 金融市場との対話とリアルタイムの政策評価:日米の事例
2 非伝統的金融政策の類型
3 「伝統」の何が問題か:理論的整理
4 中央銀行は何を買うべきか:非伝統的金融政策の効果
5 長期的趨勢と公的債務管理の現状
6 本書の立場

第1章 金融政策が期待に働きかける効果

1 期待形成の指標
2 負債デフレ論からみたデフレ心理
3 ケインズの「美人投票」
4 金融政策が期待に働きかける効果と金融資産市場の情報集約機能
データ補論

第2章 金融政策が投資家のリスクテイクを促す効果

1 リアルタイムの政策評価
2 金融資産市場の情報効率性――物価連動債の例
3 資産価格の予測可能性
4 金融政策が投資家のリスクテイクを促す効果と中央銀行の私的情報
補論 インプライド・フォワード・レートのHouglet法

第3章 非伝統的金融政策の効果の推定――中央銀行は何を買うべきか

1 非伝統的金融政策の三つの経路
2 二つの計量経済学上の課題
3 金融政策の情報変数としての資産価格
4 長期金利とインフレのリスク:国際比較
5 ゼロ金利下の非線形のテイラー・ルールと非伝統的金融政策の効果
6 「最後の買い手」機能と中央銀行のバランスシート
補論 「ルーカスの木」モデル

第4章 中央銀行とリスク・シェアリング

1 長期的視点:少子・高齢化とマクロ・ショック
2 予期しないインフレーションのリスク
3 マクロ・ショックに対する時間・状態を通じた課税平準化
4 マクロ・ショックに対する金融・財政政策:東日本大震災の場合
5 長期的視点に立った中央銀行の近未来像
補論 最適な公的債務構成に関するBohn(1990)モデル

終 章 中央銀行の新たな伝統の構築に向けて

1 長期的視点に立った金融市場のリスク・シェアリング機能の促進
2 中央銀行のリスクテイクを向上させるために


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